独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」において、二つ星を宣言しました。
「SECURITY ACTION」は中小企業自らが、情報セキュリティ対策に取組むことを自己宣言する制度で、安全・安心なIT社会を実現するために創設されたものです。
当社は今後もセキュリティ意識の向上に努め、取り扱う情報のセキュリティ強化を進めてまいります。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」において、二つ星を宣言しました。
「SECURITY ACTION」は中小企業自らが、情報セキュリティ対策に取組むことを自己宣言する制度で、安全・安心なIT社会を実現するために創設されたものです。
当社は今後もセキュリティ意識の向上に努め、取り扱う情報のセキュリティ強化を進めてまいります。
ビキアの萩尾です。
中小企業の経営者の方であれば一度は導入を検討したことがあると思われる補助金のお話です。
世の中には様々な補助金がありますが、中小企業に対してもバックアップしてくれる制度があります。例えば、作業の改善をおこなったり、新しいものやサービスを創出したりする事で、その経費を補助金で補うことができます。補助金は資金が豊富でない中小企業にはありがたい制度で、弊社でも利用しています。
さて、ここからが本題で、IoT補助金の話をします。
「IoT、ビックデータ、AI」は作業の効率化や新たな製品やサービスを創出することで産業界にとっては注目のテクノロジーで、国策として導入が推進されています。試しに「Society 5.0」や「未来投資戦略2017」などと検索すればその注目度合いが分かるかと思います。しかし、IoT導入の恩恵を受けるであろう産業であっても、中小企業ではなかなかその数が増えていません。なぜでしょうか。
大企業などでは何十年も前からIT化が進められ、機器やネットワークのインフラも充実していることから、IoT導入のハールドルは高くはありません。しかし、中小の、特に非IT系の企業となると、IoT化はもちろんIT化さえ難しいところが数多く存在します。その理由を中小企業庁が出している資料から抜粋すると「中小企業におけるIoT,AIの活用状況は1割未満となっており、この数字をあげるためには”人、知恵、金”が必要である。」と述べられています。手間とコストがかかるのです。
更に、総務省の通信白書によると、日本の企業は他のIT先進国に比べて「IoT化の恩恵についてあまり期待していない」と思っており、IT/IoT化の意識が低いという傾向があります。世界的には、ここ4~5年でIoTデバイスの数が倍になると予想されているのですが、日本ではそうはいかないようです。
そこで補助金の登場となります。仕組みとしては、IoTを活用した取組をしている中小企業に対して、資金面での支援が行われるというものです。機器の導入費用からコンサルタント委託経費まで賄える補助制度のものが多いので、”人、知恵、金”のすべてに適用できます。
弊社が籍を置くがあります。 弊社のIoTスターターキットはこの横浜市のIoT補助制度の対象システムとなっており、補助金の限度額まで利用できるお得セットを期間限定で発売しています。横浜市に限らず、多くの自治体や団体からIoT補助金が提供されていますので、ネットで検索してみてください。また、弊社では補助金を使ったIoT導入に関してアドバイス等できることもあると思いますので、不明な点については弊社にお問い合わせください。
ビキアの萩尾です。
前回の相馬のBluetoothに関する記事に続いて、水中でのBluetooth(電波)について紹介します。
私の自宅では、水を張った30cmサイズの水槽にIoTセンサー(μPRISM)を入れて環境値を計測しています。センサーはジッパー付きポリ袋を二重にして防水し、それだけでは水に浮いてしまうので吸盤で固定しています。設置場所については、水槽はベランダ、ゲートウェイは室内にあり、センサーとゲートウェイは1メートルぐらいの距離があります。センサーとゲートウェイ間の障害物は、水、ガラス2枚(水槽、窓)です。
気になるところのBluetoothの感度ですが、もちろん何も障害物がない状態と比較すれば接続成績はよくありませんが、ほぼデータを受信しています。たまに切れますが、自然の状態で水温は急激には変わることはありませんので、支障がない範囲かと思います。
水槽の中央底へセンサーを置くと接続は切れてしまいますので、センサーは水面近く、もしくは水槽の壁際に設置してあることが必要です。数週間計測を続けていますが、水温は一緒に入れてある水温計とほぼ同じ値を示しています。
湿度は、水に入れてから数時間かけて100パーセントになり、それ以降ずっと100パーセントのままです。理由は今のところ不明です。気圧は参考程度ですが、台風24号のときは977hPaを記録しているので、センサーが大気中にある状態と同じような数値でした。照度や紫外線も計測しています。
水槽で魚を飼っている場合、ヒーターのサーモスタットが故障して水温が高くなってしまい、魚が全滅したという話をよく聞きます。温度をインターネットで監視できて、メールなどの通知も受け取れるIoT技術はこういう時に役に立ちますね。
ビキアの相馬です。
Bluetoothという無線規格があります。
こんな↑マークです
スマホでスピーカーやヘッドホンを接続する際によく使用されるので、ご存知の方も多いかと思います。弊社製品の「IoTスターターキット for μPRISM」では、センサーとゲートウェイ間のやり取りに使用しています。
無線通信には色々な種類があり、ネット等には様々な情報があります。私も普段は『繋がればいいや』程度の運用です。しかしながら、実際に試してみると、自分の当たり前が間違っている事が多いです。
「IoTスターターキット for μPRISM」で使用しているBluetooth4.2で最近、私が知ったことを共有します。ちなみに弊社「IoTスターターキット for μPRISM」は、直線距離10メートルを上限の目安としていますが、環境に大いに依存するというのが、今回の話です。
もしかするとBluetoothの本来の使い方を逸脱しているとか、他の製品には当てはまらないかもしれません。そこはご容赦願います。
1. 金属の缶
金属の缶に入れても電波は飛びます。さすがに電波強度は落ちるようですが、全く使えないということはありません。
私は電波が切れるか切れないかのぎりぎりの状況を作る出すため(いちいちデバックで20mも離れるのは面倒ですので)、缶に入れてちょっと遠く(1-3m)に離します。金属の缶は電波を通さないと思っていました。
2. 電波が障害物を回り込むための角度の重要性
横浜観測所(アカウント/パスワード共に”guest”)のセンサーとゲートウェイの位置関係は次の絵のようなものです。センサーは地面、ゲートウェイは2階の窓からぶら下げており、センサーとゲートウェイの間には”屋根”という電波にとっての障害物があります。
電波は障害物を回り込むことが出来るので、通信は出来ていましたが接続成績が良くありませんでした。ある時、ふと思いつき、窓の上側に付けたところずいぶん改善されました。センサーとゲートウェイは近いほうが良いのではないかと思い窓の下側に設置していましたが、センサーが屋根から離れたことで、電波が回り込みやすくなったようです。
3. 水の中からでも電波は届く
「電波は水の中を通らない」と思ってました。なんとなく…で試したところ、水の中でも大丈夫でした。
しかし、現在のμPRISMを絶対にそのまま水没させないでください!!
何かしらの方法で水が入らない様に防水対策をしてください。きちんと対応すれば、水の中でもゲートウェイと通信ができます。
ただし、水中なので気圧と湿度は当てにしない方が良いでしょう。
少し話が変わります。
前回も結構ゲートウェイは、大丈夫とお話しましたが、その後日談です。
台風24号は、日本列島を猛烈な風と雨で縦断して行きました。ゲートウェイは結構な雨を被ったと思います。加えてセンサーが飛んで行ってしまわないかと心配しました。(センサーはそれなりのお値段しますので…)
何回も瞬間的な停電に見舞われ、ゲートウェイも散々でした。その都度、自動起動し計測するシステムをみて頼もしく思いました。
以下はその時のダッシュボードの画面です。気圧(赤線グラフ)が右下に下降して低くなっていくと同時に加速度(青線グラフ)の振り幅が激しく上下しています(台風の接近に伴い、風が強くなってきた様子がしっかりと記録されています)。
ビキアの相馬です。
弊社の「IoTスターターキット for μPRISM」はゲートウェイにRaspberry Pi Zero WHを使っています。
『このハードってどうなの?』 と疑問を持たれている方は多いのではないかと想像します。私もその1人です。
『ちゃっちくて、すくダメになっちゃうのでは…?』
『処理能力が足りないのでは…?』
『Wi-Fi、Bluetoothの実装はおまけみたいなものでは…?』
などなど、色々と疑いをあげれば出てくるのですが…結構、疑ってました。私の商売柄(だと思いますが)、ハード、ソフトともに疑いを持ちながら取り組みます。
実は最初、試作用に3台購入したものの1つがHDMIが使用できないという不良品が混じっており、それも心配の種でした。当然、次の候補として(少し大きな)Raspberry Pi 2や3がありました。
処理能力も高いですし、インターフェイスも沢山ありますし、他の会社での使用実績も上回っている様に見えました。(当時はRaspberry Pi Zero WHの量産が開始されたばかりなので当然です。)
RaspberryPi3(写真左) RaspberryPiZeroWH(写真右)
↑ご覧の様に比べると、大きさも3倍ぐらいありますね。大きいものは安心と考えてしまいます。
約10か月間使用し複数個所に配置しましたが、ハードウェアとしてのトラブルはありませんでした。
この時点で、不安は完全に払拭されました。
今年の猛暑も乗り切りました。暑かったですね〜。
直射日光のあたる場所に配置したりもしてみましたが、壊れることはありませんでした。
一般的にコンピューターのトラブルは暑い時ですが、屋外設置なので冬も何かあるかもしれません。
下の写真は弊社ホームページに公開している実験環境で使用しているゲートウェイです。
ここは東向きで朝日が良く入り、午前中はジリジリと暑いです。窓の内側に入れるとBluetoothの条件が悪くなるので窓の外側、網戸と窓の間に設置しています。
Raspberry Pi Zero WHの小ささは、むしろ設置等で功を奏していると考えています。電源も大きなものを必要としないので、良いバランスなのかもしれません。日々運用のノウハウが蓄積されており、それが弊社の強みになると考えています。(まあ、でも楽しんでやっています。)
公開しているページへアクセスするにはこちら
IoTが、少しでも身近なものと感じていただける様に観測データの公開をスタートしました。
初めは、屋外設置の観測データを見ただけでは何も発見がないかもしれませんが、地震があったり、台風が来たり、ゲリラ豪雨があったりと最近の様々な自然の変化で、独自のフォーカスしたいポイントに対して、どの様な変化があるのかなど、色々と興味が湧いてきます。
こちらの実験は、ほんの手始めです。我々はこれからも、進めて公開していくつもりです。
もっともっと、酷い取り付けをしている過酷な現場があるのですが、公開の許可が得られましたら、またこちらでご報告します。
更なる無茶なことに挑戦する方向で検討しています。