「IoTスターターキット for μPRISM」の使い方のご紹介

今回は「IoTスターターキット for μPRISM」の使い方のご紹介です。

使い方はとっても簡単です。
1) μPRISM(センサー)にボタン電池を入れます。
2) IoTゲートウェイとルータを接続します。
3) IoTゲートウェイの電源を入れます。
4) 取得したデータを見るには、Webブラウザやスマートフォンでダッシュボードにアクセスして下さい。

何か測りたい環境はあるとは思いますが、初めは全体を手の届く範囲に置いて実行することをお勧めします。
μPRISM(センサー)、ゲートウェイ、クラウド間の接続が確認できたら、測りたい場所にμPRISM とゲートウェイを設置してください。

最初は動作の確認を兼ねて、いくつかやっておいた方が良いことがあります。
μPRISM には個体識別コードがあります。私の手元にあるセンサーを例にしますと、μPRISM の横にシールで「BD Address 00:08:9C:00:1A:18」と書いてあります。「00:08:9C」はエレックス工業μPRISMを意味しています。「:00:1A:18」がμPRISM ごとに異なる番号です。
μPRISM が複数あるので、ダッシュボードで見えているμPRISM が実際にどれであるか、判断がつかなくなってしまいます。なので、判り易く書いておくことをお勧めします。
ダッシュボードで各々に名前を付けることが出来るのですが、初めは書いておいた方が良いでしょう。

ダッシュボードを見ながら、センサーを動かすことで値が変わります。
一番わかり易いのが、照度値です。μPRISMの真ん中にある目玉(計測&LED表示窓)を覆うことで、値が変わることがわかります。

値が変わるタイミングをダッシュボードの「リアルタイム」で見ると下記の様な表示になります。

もう一つ最初に覚えて頂きたいことがあります。
IoTゲートウェイは小さいですが本物のコンピュータです。電源を切るのには手順があります。
1) ダッシュボードの「ゲートウェイ設定」をクリックして、ゲートウェイ設定画面を表示します。
2) 「シャットダウン」を押すと確認のダイアログが出ますので 「OK」ボタンを押します。
3) IoTゲートウェイの緑色のLEDが消灯するまで、しばらく待ちください。
4) 消灯したらケーブル等を抜いても大丈夫です。

皆様にダッシュボードの雰囲気を味わって頂くため、どなたでもアクセス出来るページを開設いたしました。

下記ボタンをクリックすると、IoTクラウドのログイン画面が表示されますので下記アカウントとパスワードを入力してご覧ください。

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ご感想等ありましたら、お知らせ頂けると嬉しく思います。


スターターキット for μPRISMについて

ビキアの相馬です。

今回は、我々の製品である「IoTスターターキット for μPRISM」について説明します。

現在のところ「μPRISM」を手に入れた人がこれを活用する方法は、次の3つのうちどれかになります。
1) エレックス工業からリリースしているiOS、Androidのアプリを使用する。
2) bluetooth通信が出来るデバイス(アプリ)を流用する。
3) ブログラムを作成する。(自分でもしくはシステムインテグレータに発注する)

ちなみにアプリはここから手に入れる事が出来ます。

Google Play で手に入れよう
AppStoreで入手

 
2)と3)に関しての手間はほぼ変わりません。ちょっと試したいと言うことには向いていません。
また、「センサーが使えるか?」を検証するために、プログラムを自前で用意する必要があるとすれば、皆さんそれは前近代的だと思われるのではないのでしょうか。

エレックス工業謹製のアプリは素晴らしく、簡単にデータを取得することが出来ますし、手軽に始めるには一番ふさわしいソリューションです。しかし、残念ながらスマホは個人所有のものであるケースが多く、会社運用で使用するには問題があります。(μPRISM はデータの蓄積するモードもあります。スマホが占有される訳ではありません。)

IoT製品群はまだ黎明期です。ご興味ある方は、実環境で様々なデバイスで実証試験を行い、その後、運用を検討するのだと思われます。簡単に実証試験を行えるパッケージがどうしても必要です。
スターターキット for μPRISM には以下のものが同梱されています。

・センサー(μPRISM 3個)
・IoTゲートウェイ(データをBluetoothで受信し、クラウドに格納)
・クラウドサーバー
・ダッシュボード(センシングしたデータを見やすく表示)


使用者が用意するものは電源、インターネットに接続する経路、ダッシュボードを見るためのブラウザ(PC/タブレット/スマホ)となります。

IoTはまだ黎明期であると言わせていただきました。「なんの役に立つ」か、「何が出来る」かは想像力と実行力にかかっています。
いままで具体的かつ長時間の確認と言うのは行われていませんでした。自分オフィスの、作業場のその他諸々の環境を測定すると発見があります。私も日々、「へ〜そうなんだぁ」と感心しています。

次回以降、スタータキットの使い方、「こんな測定を試してみました」シリーズを予定しています。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。